映画「MARCH」など








すっかり日にちが経ってしまいましたが、アシシさん(@4JPN)とツンさん(@tsunsan)の講演会に初めて行ってみました。前半のオフレコネタあれこれも面白くて盛り上がりましたが、メインの映画「MARCH」について感想をば。

中村和彦監督は「アイ・コンタクト」(「プライド in ブルー」は未見)がかなり良かったので楽しみにしていましたが、本作も期待通りの良い映画でした。



映画の雰囲気は予告編やHPの内容紹介を読めば分かるように、南相馬市を中心に活動する小中学生のマーチングバンド「Seeds+」が2015年8月に愛媛FCに招待された時の取り組みを中心にしたドキュメンタリー。

本作は30分少々の短編ながら、“驚き”が3つもあった。

まず一つ目は、マーチングバンドという競技?の厳しさと魅力について。
単に歩きながら演奏するだけなのかと思っていたが、演奏をきれいにこなすのは当然として?、練習では厳しく姿勢や歩くタイミングなどを合わせる事を繰り返し徹底していた。また、体育館で行うのとは違って屋外のスタジアムで行う時はいつも以上に強く音を出さないと客席まで届かないらしい。
それでいながら、作品中で演奏される彼女たちの音はとてもきれいですばらしく、聴き入ってしまった。単純にこの演奏を聴くだけでも、本作を見る価値はあると思う。

二つ目は、その演奏した試合がよりにもよってこんな劇的な試合だったこと。
サッカーファンなら、このハイライト映像を見ただけで会場がどんな雰囲気に包まれたか想像できると思う。


だが、これは本作のハイライトではない。
三つ目として、南相馬で暮らす彼女たちの現実として、今も毎日震災と向き合って暮らしているという事。これが本作で一番強く打ち出されているメッセージである。
県外で暮らす私たちがもう忘れてしまっている事も、南相馬では未だに日常として近くにあることをこの映画は思い出させる。(それは決して愉快な体験ではない)
ただ、彼女たちがその日常生活を送りながら現在進行形で活動を続けていて、それを見て明るい気持ちにさせてくれることが、(普段から特別な復興支援をしている訳ではない)私たちの心を和らげてくれる。
この映画を観ると彼女たちのマーチングバンド「Seeds+」に活動支援金が渡る仕組みになっているそうで、その事もこの映画をぜひ見てほしい一つの理由である。


尚、「Seeds+」は2016年も愛媛FCに招待されて公演を行い(参考1)、また最近では東北大会を勝ち抜いて全国大会の出場を決めたそうです(参考2)。
また、2/11には横浜フットボール映画祭で本作品の上映(500円!)がありますので、ご都合がつく方はぜひどうぞ(参考3)。

(参考1:Seeds+愛媛FC「愛」と「福」と「絆」)
https://togetter.com/li/1032861

(参考2:「第20回 マーチング&バトン オンステージ東北大会」)
http://seedsplus.blog.fc2.com/blog-entry-43.html

(参考3:横浜フットボール映画祭2017)
http://2017.yfff.org/march/

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